3、眺めて楽しむ。
帝は偉いのです。偉い人が不老不死のまま世の中を治めると、それ以外の人が妬んでやっかんで・・・。何が起こるかわかりません。
王朝そのものが維持できるのか不安です。恐怖政治になったらもっと悲惨です。
いっそ帝を辞めて世に下ったとして、今までかしずかれていた帝に何が出来ると言うのでしょう。野たれ死ぬのがオチです・・・って不老不死だとそれも叶わず。逆に不老不死の薬をくれたかぐや姫を恨むかもしれません。自分の意思で薬を飲んだとしても。逆恨みってそういうものでしょう。
だから2は論外です。1で燃やしたら好きだった人の面影も忘れてしまうかもしれません。
なので。
不老不死の薬を眺めながら、もしその薬を飲んで不老不死になったら、遠い未来にかぐや姫に再会できるかもとか想像します。そして死んだら、その薬と共に体を焼いてもらって、煙となって天にいるかぐや姫の元へと・・・。