競争社会は、常に勝ち組と負け組を生みだします。
負け組には、生きていくためのそれなりのストレスがあります。
勝ち組においても、自分が負け組に転落するのか、やはりストレスがあります。
ストレスばかりの世の中が、人間にとって知恵のある、楽しい生き方か、というと、どうも、そうではない!はずです。
拡大・発展ではなく、維持・継続を目指しているのは、人間と人間が飼っている生き物以外の地球上の生物と思われます。
意外と思われるかもしれませんが、地球上で競争社会を形成しているのは、人間だけなのです。
他の生物は、あるがままに、つまり自然に生きているのです。
それそれのグループでは、それぞれ役割分担をしながら、です。
例えば、蜂の世界、女王蜂は卵を産む役割を担っているだけで、他の蜂を支配しているわけではありません。
自然界では、植物にせよ、動物にせよ、本当に競争をしているなら、結果的に、勝ち残った1種類になるはずですが、そのような場所は世界中のどこにもありません。
自然豊かな場所こそは、生物多様性の世界なのです。
人間だけが、支配する、支配される関係を競争の結果によって作り上げています。
更に、競争により自分が住む環境をも破壊しているのです。
何と愚かなことでしょうか。
「人間は万物の霊長」???、とっ!とんでもないことです。
「自然は人間がいなくても、存続していけるが、しかし人間は自然がなければ生存できない。」という現実をよくよく認識し、今の人間の競争社会の浅はかさに気づくべきでしょう。
それが賢い!というものです。
競争は、実はコスト高、です。
勝ちがあれば、負けができます。
限りのある世界では、負けの部分は、そのままロスや無駄になります。
限りのある世界ですから、捨て置くわけにはいかず、そのロスや無駄は、誰かが面倒を見ることになり、つまり、二重のロスや無駄になります。
競争をせず、知恵を巡らしたほうが、ロスや無駄も生まない、最も効率的であり、低コストであることを経済アナリストも気付くべきなのです。
競争は、人の間に支配関係と多くのロスと無駄を生みだす、今や愚かな行為なのです。
自然を眺めて「美しい!」と感動する、その能力を持つものは、たぶん、人間だけだと思います。
せっかくこの世界に生きているのですから、美しい自然をいっぱい見たり体験して、感動しましょう。
- 回答者:真のジャーナリスと (質問から7日後)
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