良い悪いは別にして、今こうして生きているという事は、大変奇跡的なことなんだとは思っています。特に生きていて楽しいとか、幸せだとかいう事も無いですが、自然を見ていると、不思議とありがたみというか、感謝の気持ちが湧いてくるのです。どう言っていいのか解りませんが、踏みしめている地面にアリのような小さな虫がいて、草木が生えていて、自分がいるということに、大切な何かが存在しているのだという核心があるのです。
目をつぶってみて、五感が全く無くなった事を想像してみてください。それでも自分というものがあるのです。これは、死んでも同じ事です。現世に嫌な事があっても、そこから逃れる事は絶対に不可能なんだと思って生きています。
全ては、心のありようです。些細な事にも幸福はあります。