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質問

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現在のオーストラリアの欧州(英国系)系人口のうち、
移難民として正式な別のルートでやってきた人たちを除いて、
いったいどれほどの割合が
流刑により送られてきた犯罪者のルーツを持つ子孫にあたるのでしょうか?
詳細なデータや文献、資料など、
もしも参照できるものがありましたらまたはこれに関して詳しい方がいましたら
提示していただけるとありがたいです。

オーストラリア国家の特異な成り立ちとその歴史について、
決して偏見的な意味合いではないのですが
ふと疑問に思っての質問です。

  • 質問者:匿名
  • 質問日時:2010-05-03 18:45:32
  • 0

これを調べるのは相当難しいと思いますが・・・。
言ってみれば、東京都民のうち祖先が江戸在住だった人口の割合を調べるような。
戸籍の無い国ですから正式なデータは恐らく存在しないでしょう。

http://en.wikipedia.org/wiki/Convicts_in_Australia
ということで、wikipediaの記事を元に立てた予測ですが;

18、19世紀の流刑囚の数: 165,000
19世紀のゴールドラッシュ前の人口: 430,000
19世紀のゴールドラッシュ後期の人口: 1,700,000

仮にゴールドラッシュ前の人口が全て流刑囚とその血縁者だと仮定すると、
19世紀末の次点で人口のおよそ1/4が流刑囚の血縁ということにないります。
ただ、この後一世紀半で人口が20倍以上に膨れ上がっているわけですから、
これが分かったところで大した発見ではありませんね・・・。

次に現在のオーストラリア在住者の出生国分布です。
http://en.wikipedia.org/wiki/Immigration_to_Australia#Country_of_Birth_of_Australian_Residents
これによると、オーストラリアの現在の総人口の1/4は海外生まれです。

つまり、残り3/4の人口が150年前に総人口の1/4を占めていた流刑囚の血縁と、
どれだけ交わったかによって比率が変わってくると思います。
仮に1/4とするならば3/16、18.75%といったとこですかね。

===補足===
あ、すみません「英国系」人口ってところを読み落としていました・・・。
これはほとんど把握不可能だと思います。
というのも、「英国人」そのものに純血が少ないので、
何代さかのぼるかで全然違ってきてしまうので。

例えば、「江戸っ子」と言っても祖母は東北出身とか、
曽祖父は関西出身といったケースがあるように、
「英国人」といっても祖母はオランダ出身の英国籍、
曽祖父はフランス出身の二重国籍などといったケースが多いからです。

まずは、「英国人」の定義をしなくてはなりません。
例えば、「X代前までが全て英国生まれ・英国籍」といったカンジで。
こうなると、やはり調べるのは不可能でしょう。

  • 回答者:ausgc (質問から19時間後)
  • 0
この回答の満足度
  
とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。
お礼コメント

>まずは、「英国人」の定義をしなくてはなりません
すみません、こちらが説明不足、というか質問表現への思慮が欠けていました。
”英国系”、に意味したのは、純血な英国人の、という意味ではなく単純に、流刑が行われた当時の英国からの英国籍の流刑囚との意味でした。
そうですね・・・、正確なデータを採ることは恐らく不可能でしょうね。
”うちの祖先は囚人ではない”
オーストラリア人に自身のルーツを訊ねると決まってみな、こう言うようですし、隠したいことですから・・・。
それに、豪州に入植して以来、他との交わりが一切ない純潔の元英国籍系豪州人というのがそもそもどれだけいるのか、という話にもなりますし。(それでも英国系豪州人は非英国系豪州人と自分たちとのあいだに多少の区別意識を持っているとも)
最近軽く知り合ったオーストラリア人が残した印象が良くも悪くも興味深いもので・・・・・
この国のあれこれに関してふと興味が沸き立って・・・。
質問の内容とは全く関係がないのですが。

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