>今の現状を作ったのはあんたでしょうが!!と思って、少しむっとしました
簡単に言えば、不良債権処理に追われて、財政出動ができない状況の中で日本国内の賃金の引き下げを通じて、少しでも日本に仕事を残すためにやったのが小泉構造改革です。賃金水準を上げたままの政策では、今ごろ日本には、仕事が激減していたと思います。ニートや派遣社員の代わりに失業者で溢れていたのではないかと思います。
日本の苦悩は、故意に為替を低め誘導して、賃金の水準を下げ、世界から仕事を奪って高度成長している中国の政策と大きく関係しています。しかも、この中国のおかげで、世界中で工業製品の価格は下がる一方で、中国をはじめとする新興国の経済発展により、穀物や原油の値段が長期的に上昇を始めています。
その小泉改革を曲げる政策を麻生さんも小沢さんもやろうとしています。小泉さんは怒っていることでしょう。でもどうにもならない。引け際が肝心という言い方もしてしまった。自民党内部では改革は不可能と判断した可能性があります。しかし、本当に小泉さんは政界からの完全引退をするのでしょうか?
今度の衆議院選挙では、自民党が下野する場合も考えておくとすれば、表舞台にこだわる必要もない。チルドレンが多く議員に残っていてくれれば、政界大再編の目もあります。民主党の前原議員辺りとは、近しいという噂もある。
政治活動はすると言っているので、何かを考えている可能性は残っているのではないでしょうか?小泉構造改革の第二段階に入った可能性も感じているのですが。