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中学校への登校中で考えていた事です。私事で、社会(歴史)が大好きなのですが。なぜなのか「集団的自衛権」について考えていました。社会の先生によると「日本と仲間(貿易を結んでいる国)が危険な目にあった時に助ける」と言う簡単な簡単な説明だったのですが…。デメリットとメリットがありますよね?良い事は、「信頼度が高くなったり、近時代に後れを取らない事」で、デメリットは「日本も戦争に発展するかもしれない、軍隊(?)自衛隊の負担が重くなる=目指す人が少なくなる」と言うことだと考えました。そうしたら、結果「集団的自衛権」は失敗に終わるのでしょうか…。

  • 質問者:カル
  • 質問日時:2015-10-15 20:45:01
  • 0

全てに言えることですが、
何故だろう?本当だろうか?そもそも問題は何だろう?
あなたの心に沸いた疑問はとても価値のある化学反応です。
単に提供される情報を与えられるまま(評価も含めて)に記憶するのではなく
歴史で例えれば、単なる年表の暗記や一方向からの情報(価値観)を記憶するのではなく
自分なりの切り口で疑問(興味)を持つ事は本当の学びの入り口です。
安易な答えに満足することなく、あなたなりの真実を追究してください。

ただ、気をつけないといけない事がいくつかあります。
一番の落とし穴は、前提の吟味不足です。
前提を良く吟味しないと後の論理展開が正しかろうと間違った答えに辿りつきます。

今回のあなたの疑問について言えば、
>結果「集団的自衛権」は失敗に終わるのでしょうか…。

この論理展開は、前提情報が脆弱すぎる為、
そもそもの目的(集団的自衛権のメリット)がぼやけてしまっています。
そのため、自衛隊が立ち行かなくなるから失敗するではないのか?と
そもそもの目的の成否判断基準から離れてしまっています。
これでは結びの"結果「集団的自衛権」は失敗に終わるのでしょうか…。"に繋がりません。
前提が間違っている為に、
その後の論理展開は一部現実味がありながらも失敗(繋がらない)しているのです。

前提の吟味には「そもそも」というキーワードが役に立つと思います。
"何故そもそも集団的自衛権が必要とされたのか?"気になりませんか?

それこそ、歴史(特に近代史)に答えを見出す時ではないでしょうか。

中国とフィリピンを調べて見て下さい。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B1%B3%E6%AF%94%E7%9B%B8%E4%BA%92%E9%98%B2%E8%A1%9B%E6%9D%A1%E7%B4%84
一つの可能性です。

最後に、あなたの疑問に私なりの回答をします。
>「自衛隊の負担が重くなる=目指す人が少なくなる?」
>結果「集団的自衛権」は失敗に終わるのでしょうか…。

友軍の存在により、防衛の為の必要人員は実質補填されるので問題ないと思われます。
あっ、ちなみに個別的自衛権だけの場合(以前の状態ですが)
友軍による補填が無いので脅威が発生したら(していますが)
危険な状態でした。
侵攻しようとしている国からしたら是非止めて貰いたい選択でしょうね。

===補足===
有意義に感じて貰ったのなら嬉しい限りです。
では、もう一つ。
歴史が好きというあなたに<失敗学>というキーワードを。
きっと将来役に立つと思います。でわでわ。

  • 回答者:徳兵衛 (質問から1日後)
  • 1
この回答の満足度
  
お礼コメント

質問に答えるだけでなく、その他大切なことも教えて頂きありがとうございました。確かに、「集団的自衛権」について疑問を持つ中学生は少なく…こんこんと話し合うことも出来ません。だからこそ、こういう場が役に立つのでしょうね。URLまで載せて頂きありがとうございます。読んでいるうちに顔がにやけてしまっていたほど興味深かったです。

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